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恋するエネルギーとばるま節 [与那国]

人生を楽しむ。

なんと心地よい響きのある言葉だろうか。
少年だった頃の憧れであり、
与那国での若きお兄さん、お姉さんたちの楽しいひと時、で覚えている思い出は、
「毛遊び(もあしび又はもうあしび)」だったように思う。

今の言葉で変わるものといえば「合コン」かな、と思いながら、いや違うのかな、と迷う。

毛遊びとは、かつて沖縄のどの地域でも広く行われていた。
主に夕刻から深夜にかけて、若い男女が野原や海辺に集って飲食を共にし、
三味と唄と舞と酒の交流の模様である。

毛(もう)とは、やんばる恩納村の「万座毛」の景勝地にも使われているように、原っぱなどを意味している。

毛遊びに参加していたのは、中学校を卒業して働いていて、いわば青年団の構成員だったように思う。
もうすでに結婚を前提に付き合うことのできる男女が対象である。
このような交際の場は、全国的にもあったようだ。

三味の音に合わせ、恋唄の掛け合いをしながら、恋心を育てたことでしょう。
毛遊びは、
島全体が温かく育ててきたものであり、開かれた人間関係を築き、伴侶を決めるという伝統的な風習といえる。

恋のトラブルはあったにせよ、
恋さえ告白することができない現代人の「ストーカー」や「DV」「犯罪の若年化」とは無縁の世界に思える。

また、特に工工四(沖縄音楽の音符)がなかった頃の伝承的技術が受け継がれ、民謡、舞踊、三味線の演奏、民話などの文化が今に引き継がれた場でもあったことも忘れてはならない。

毛遊びは「出会いの場」「恋の場」「芸能を競う場」であったのでしょう。
想像するだけでも楽しい。

沖縄の伝統的な文化が、脈々と引き継がれてきた歴史に感嘆する。
即興の世界が人を育て、唄者を育ててきたようだ。
1年間で、誕生する沖縄の唄は何曲あるのだろうか。

レコードに収録されないで眠っている唄も含めると、何千とあることだろう。
「単独道州制」で先人たちの万国津梁(交易立国)の精神は受け継がれるのだろうか。

与那国の「とばるま節」(与那国民謡工工四全巻)に
※ないばがさ いちまでぃん ありんにゃな
(今の若さいつまでもあってみたい)

にんどぅぬ ついまい
(二十才の前後の頃で)

いちまでぃん ありんにゃた
(何時までもありたいものだ)

とある。その気持ちがある限り、団塊の世代も、新しい恋を始めるのかも知れない。
恋のエネルギーが何時の世でも、社会のエネルギーに転嫁するのだ。

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